2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2026年5月(CBT)
問63 (資産設計提案業務 問3)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2026年5月(CBT) 問63(資産設計提案業務 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

長谷川さんはRM投資信託を新規募集時に100万口購入し、特定口座(源泉徴収選択口座)で保有して収益分配金を受け取っている。下記<資料>に基づき、長谷川さんが保有するRM投資信託に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

<資料>
[RM投資信託の商品概要(新規募集時)]
投資信託の分類:追加型投資信託/国内/株式
決算および収益分配:毎年10月9日(休業日の場合には翌営業日)
申込価格:1口当たり1円
申込単位:1万口以上1口単位
基準価額:当ファンドにおいては、1万口当たりの価額で表示
購入時手数料(税込み):
  購入金額1,000万円未満 購入金額に対し3.3%
  購入金額1,000万円以上 購入金額に対し2.2%
運用管理費用(信託報酬)(税込み):純資産総額に対し年1.650%
信託財産留保額:1万口につき解約請求日の翌営業日の基準価額に0.3%を乗じた額

[長谷川さんが保有するRM投資信託の収益分配金受取時の運用状況(1万口当たり)]
収益分配前の個別元本:9,600円
収益分配前の基準価額:10,000円
収益分配金:1,000円
収益分配後の基準価額:9,000円

・長谷川さんが、RM投資信託を新規募集時に100万口購入した際に、支払った購入時手数料(税込み)は、( ア )である。
・収益分配時に、長谷川さんに支払われた収益分配金のうち600円(1万口当たり)は( イ )である。
  • (ア)33,000円  (イ)元本払戻金(特別分配金)
  • (ア)33,000円  (イ)普通分配金
  • (ア)49,500円  (イ)元本払戻金(特別分配金)
  • (ア)49,500円  (イ)普通分配金

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この過去問の解説 (2件)

01

購入時手数料

100万口 × 1円 = 100万円

100万円 × 3.3% = 33,000円

ア=33,000円

 

分配金

個別元本:9,600円
分配前基準価額:10,000円
分配金:1,000円

利益部分
10,000円 − 9,600円 = 400円

→ 400円=普通分配金

残り
1,000円 − 400円 = 600円

→ 600円=元本払戻金(特別分配金)

 

 

まとめ

基準価額 − 個別元本 = 普通分配金

分配金 − 普通分配金 = 元本払戻金

参考になった数1

02

金融の分野で、分配金などの計算問題は頻出です。
難しい用語がたくさん出てきますが、きちんと用語を理解していれば問題は少ない範囲です。
新しい用語が出てくることは少ないので、用語の理解と、どの数字をいつ使うのかをしっかり覚えておきましょう。
 

 

(ア)

購入時手数料(税込み)を求める問題です。
購入時手数料の求め方は<資料>より、以下となっています。

 

購入時手数料(税込み):
 購入金額1,000万円未満 購入金額に対し3.3%
 購入金額1,000万円以上 購入金額に対し2.2%

 

今回はいくら購入するのかですが、100万口購入と書かれています。
<資料>に、「申込単位:1口当たり1円」とあるので、100万口であれば、100万円となります。

購入金額が100万円であれば、購入時手数料が購入金額に対して3.3%です。

よって購入時手数料(税込み)は33,000円です。

 

 

(イ)

個別元本=自分が買った価格

収益分配前の基準価額=投資信託の時価

収益分配金=株の配当金のようなもの(厳密には違うがイメージ)

収益分配後の基準価額=時価から収益分配金を差し引いた新しい基準価格

 

それぞれの違いを覚えておきましょう。

図を見てみましょう。
まず個別元本が自分の購入時の価格なので、これをスタートにして計算していきます。
収益分配後の基準価額が個別元本よりも少ないので、上記のような図になります。
そして必ず収益分配後の基準価額と収益分配金を足すと、収益分配前の基準価額になります

これは収益分配前の基準価額の中から収益分配金を出して、その残った分が収益分配後の基準価額となるからです。

収益分配前の個別元本よりも、収益分配後の基準価額が600円少ないということは、600円分は自分の個別元本から出されていると考えられます

実質儲かっているのは400円だけだからです。
 

この600円部分を「元本払戻金(特別分配金)と言います。
そしてこの600円部分は非課税というのも覚えておきましょう。

自分の個別元本から出した儲かったわけではないお金なので、税金はかかりません。

そして400円部分を「普通分配金」と言います。

これは儲かった部分なので、課税対象です。

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