2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年5月(CBT)
問29 (学科 問29)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年5月(CBT) 問29(学科 問29) (訂正依頼・報告はこちら)

NISA(少額投資非課税制度)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、本問においては、NISAにより投資収益が非課税となる口座をNISA口座という。
  • NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の双方を、同一年中において、併せて新規投資に利用することはできない。
  • NISA口座は、その年の1月1日時点において20歳未満の者は、開設することができない。
  • NISAのつみたて投資枠を利用して購入した株式投資信託の非課税保有期間は、最長で20年間とされている。
  • NISAのつみたて投資枠を利用して1年間のうちに株式投資信託を購入することができる限度額(年間投資枠)は、120万円である。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、NISAにおける基本的なルールについて問われています。

 

 つみたて投資枠成長投資枠
年間限度額120万円240万円
非課税保有期間無期限
利用年齢1月1日時点において18歳以上

選択肢1. NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の双方を、同一年中において、併せて新規投資に利用することはできない。

不適切です。

つみたて投資枠と成長投資枠は、同一年中に併用可能です。

選択肢2. NISA口座は、その年の1月1日時点において20歳未満の者は、開設することができない。

不適切です。

NISA口座の開設は、その年の1月1日時点において18歳以上であれば可能です。

選択肢3. NISAのつみたて投資枠を利用して購入した株式投資信託の非課税保有期間は、最長で20年間とされている。

不適切です。

NISA口座の非課税期間は、無期限です。

 

2023年以前の旧NISAでは最長20年でした。

選択肢4. NISAのつみたて投資枠を利用して1年間のうちに株式投資信託を購入することができる限度額(年間投資枠)は、120万円である。

適切です。

つみたて投資枠の年間投資枠は、120万円です。

参考になった数6

02

金融資産運用分野から、NISA(少額投資非課税制度)に関する問題です。
NISA(少額投資非課税制度)とは、個人が一定の投資額まで、運用益や配当に税金がかからない制度です。NISA自体は2014年1月からスタートし、2024年1月から現在の新NISAが開始されました。

選択肢1. NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の双方を、同一年中において、併せて新規投資に利用することはできない。

不適切
以前のNISAでは、積立NISAと一般NISAの併用はできませんでしたが、現在のNISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用は可能となりました。

選択肢2. NISA口座は、その年の1月1日時点において20歳未満の者は、開設することができない。

不適切
NISA口座は、その年の1月1日時点において、18歳以上(=1月1日時点で18歳になっている人)が開設できます。「20歳未満の者は、開設することができない」としている本選択肢は、間違いです。

選択肢3. NISAのつみたて投資枠を利用して購入した株式投資信託の非課税保有期間は、最長で20年間とされている。

不適切
NISAのつみたて投資枠および成長投資枠の非課税保有期間は、無期限となっています。非課税投資期間が20年間となっていたのは、以前のNISA制度です。

選択肢4. NISAのつみたて投資枠を利用して1年間のうちに株式投資信託を購入することができる限度額(年間投資枠)は、120万円である。

適切
NISAのつみたて投資枠の1年間の限度額は、「120万円となります。ちなみに、成長投資枠は「240万円」となっており、つみたて投資枠と成長投資枠を合計して、年間360万円まで投資することが可能です。

まとめ

現在の新NISAの詳細は下記の通りです。

(金融庁:NISA特別ウェブサイトより引用)

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