2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年5月(CBT)
問64 (実技 問4)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年5月(CBT) 問64(実技 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

下記<資料>の外貨定期預金について、満期時の外貨ベースの元利合計額を円転した金額を計算しなさい。なお、計算結果(円転した金額)について円未満の端数が生じる場合は切り捨てること。また、解答に当たっては、解答欄に記載されている単位に従うこと。
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  • 689,840円
  • 779,540円
  • 879,240円
  • 969,140円

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は外貨預金の計算について問われています。

この問題の注意点は注2)源泉徴収を考慮していないということです。

従って、計算するにあたって源泉徴収を考慮しないといけません。

 

解説は以下の通りです。

10000豪ドル×2.5%=250円

250円×(100%-20%)=200円・・・源泉徴収を考慮した1年あたりの利益

10000豪ドル+200円=10200円豪ドル

外貨をドルに換算するときはTTBを使います。

従って、10200豪ドル円×86.20円=879240円

 

879240円

 

選択肢1. 689,840円

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢2. 779,540円

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢3. 879,240円

適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢4. 969,140円

適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

まとめ

設問のように源泉徴収を考慮する場合もありますので注意しましょう。

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02

【為替レートの解説】

TTS:電信売相場(Telegraphic Transfer Selling rateの略)

→円貨から外貨に交換する際に適用される為替レートのことです。

TTM:仲値(Telegraphic Transfer Middle Rateの略)

→外貨を売買する際の基準となる為替レートのことで、TTSとTTBの中間値となります。

TTB:電信買相場(Telegraphic Transfer Buying Rateの略)

→外貨を円貨に換える際に適用される為替レートのことです。

 

 

選択肢3. 879,240円

満期時の外貨ベースの元利合計額を円転した金額は、外貨を円貨に換えるため、TTBを用います。

預入額:10,000豪ドル

預入期間:12ヵ月

預入金利:2.5%(年利)

→10,000豪ドル×1.025=10,250豪ドル

10,250豪ドル×86.20円=883,550円

利息額250豪ドルの20%相当額が所得税・住民税として徴収されるため、

883,550円-(250豪ドル×86.20円×20%)=883,550円-4,310円=879,240円

参考になった数1