2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年5月(CBT)
問71 (実技 問11)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年5月(CBT) 問71(実技 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

下記<資料>は、田村さんが購入を検討している投資用マンションの概要である。この物件の表面利回り(年利)と実質利回り(年利)の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないものとし、計算結果について端数が生じる場合は小数点以下第3位を四捨五入すること。

<資料>
購入費用総額:4,000万円(消費税と仲介手数料等取得費用を含めた金額)
想定される収入:賃料  月額200,000円
想定される支出:
管理費・修繕積立金  月額20,000円
管理業務委託費  月額5,000円

火災保険料  年額20,000円
固定資産税等税金  年額50,000円
修繕費  年額40,000円
  • 表面利回り(年利)5.25%  実質利回り(年利)4.98%
  • 表面利回り(年利)5.25%  実質利回り(年利)5.20%
  • 表面利回り(年利)6.00%  実質利回り(年利)4.98%
  • 表面利回り(年利)6.00%  実質利回り(年利)5.20%

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この過去問の解説 (3件)

01

投資用マンションを購入した際の収益性に関する問題です。

 

選択肢3. 表面利回り(年利)6.00%  実質利回り(年利)4.98%

<表面利回りの計算式>

年間賃料収入÷購入費用総額×100

<実質利回りの計算式>

(年間賃料収入-年間経費)÷購入費用総額×100

<年間賃料収入>

 200,000円×12か月=2,400,000円

<年間経費>

 管理費等:20,000円×12か月=240,000円

 管理業務委託費:5,000円×12か月=60,000円

 火災保険料:20,000円

 固定資産税等税金:50,000円

 修繕費:40,000円 

 →240,000円+60,000円+20,000円+50,000円+40,000円=410,000円

<購入費用総額>

 40,000,000円

表面利回りの計算式に当てはまると、

2,400,000円÷40,000,000円×100=6.00%

実質利回りの計算式に当てはめると、

(2,400,000円-410,000円)÷40,000,000円×100≒4.98%(小数点以下第3位を四捨五入)

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02

この問題は不動産投資の計算について問われています。

■表面利回り…年間の家賃収入かを物件価格で割ったもの

■実質利回り…管理費や修繕費を差し引き、物件の購入価格を加え購入総額で割ったもの

 

解説は以下の通りです。

【表面利回り】

家賃収入月額20万円×12万円=240万円

240万円÷購入費用総額:4,000万円×100%=6%

 

【実質利回り】

家賃収入から諸経費などを差し引きます。

経費は①~⑤です。(月額を年額に計算します)

①管理費・修繕積立金:月額20,000円×12カ月=24万円
②管理業務委託費:月額5,000円×12カ月=6万円
③火災保険料:年額20,000円
④固定資産税等税金:年額50,000円
⑤修繕費:年額40,000円

 

家賃収入240万円-(24万円+6万円+2万円+5万円+4万円)=199万円

199万円÷購入費用総額:4000万円×100=4.975→4.98%

 

表面利回り6%、実質利回り4.98%

選択肢1. 表面利回り(年利)5.25%  実質利回り(年利)4.98%

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢2. 表面利回り(年利)5.25%  実質利回り(年利)5.20%

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢3. 表面利回り(年利)6.00%  実質利回り(年利)4.98%

適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢4. 表面利回り(年利)6.00%  実質利回り(年利)5.20%

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

まとめ

表面利回りと実質利回りの違いを押さえて混在しないようにしましょう。

参考になった数5

03

投資用マンションなど、不動産の表面利回りと実質利回りを計算させる問題は珍しいです。
しかし、株や債券の問題で「利回り」とつくものが出題されることが多いので、利回りとは何か、どうやったら計算できるのかをしっかり理解しておきましょう。
理屈さえ覚えておけば、株や債券の分野でも、不動産の分野でも、どちらでも計算は難しくありません。

 

 

まず利回りとは、投資した金額に足して得られる収益の割合のことです。

利回りの計算式(%)

  収益  ✕100

 投資した金額

 

利回りというのは、投資したお金でいくら稼ぐことができたかを測る指標です。

これはどんな利回りの場合でも、変わりません。
この基礎をしっかり覚えておきましょう。
 

 

そして次に表面利回りと実質利回りの違いについてです。
表面利回り(単純利回り)

投資額と家賃だけを見て計算するざっくり計算

 

 年間収入金額×100

= 投資金額

 

実質利回りNOI利回り・純利回り)

経費なども含めたしっかり計算

 

 年間収入金額ー諸経費×100

=   投資金額
 

実質利回りは、試験ではNOI利回りという名で出てくることが多いです。

 

年間収入金額とは、家賃収入のことです。

投資金額とは、自己資金に借入金を足しもののこと。
この不動産を購入するために使用したすべての金額です。
そして諸経費とは、この不動産を運営するために毎年必要なお金のことです。

固定資産税や保険料なども含まれます。

 

 

では今回の問題を解いてみましょう。
<表面利回り>

まず投資金額と収入金額を見つけます。

投資金額

 資料より4,000万円

 消費税や仲介手数料を含めるとあるので、このまま計算します。

収入金額

 資料より月額200,000円

 ただしこれは月額とあるので、年額に直す必要があります。

 年額240万円

 

ではこれを表面利回りの計算式に当てはめます。

 

  240万円×100

=4,000万円

=0.06×100

 

6%

 

 

<実質利回り>

上記の投資金額と収入金額に加えて、諸経費を計算します。

諸経費

 管理費・修繕積立金

  月額20,000円

  →年額24万円

 管理業務委託費

  月額5,000円

  →年額6万円

 火災保険料

  年額2万円

 固定資産税等税金

  年額5万円

 修繕費

  年額4万円

 

全ての年額を足します。

41万円

 

ではこの出てきた金額を使って、計算していきます。

上記の実質利回りの計算式にあてはめましょう。

 

 240万円ー41万円×100

= 4,000万円

 

 199万円×100

 4,000万円

 

=0.04975×100

 

=4.975

 

小数点以下第3位を四捨五入とあるので、したがって

 

≒4.98%

参考になった数0