2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年5月(CBT)
問79 (実技 問19)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年5月(CBT) 問79(実技 問19) (訂正依頼・報告はこちら)

会社員の松尾さんの退職に係るデータが下記<資料>のとおりである場合、松尾さんの退職一時金に係る退職所得の金額として、正しいものはどれか。なお、松尾さんは勤務先の役員であったことはなく、退職は障害者になったことに基因するものではない。また、記載のない事項については一切考慮しないものとする。

<資料>
支給される退職一時金  900万円
勤続期間  15年2ヵ月
  • 130万円
  • 190万円
  • 260万円
  • 300万円

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は退職所得に関して問われています。

 

解説は以下の通りです

退職所得控除は勤続年数によって計算式が異なります。

勤続年数20年未満:40万円×勤続年数

勤続年数20年以上:800万円+70万円×(勤続年数-20年)

※勤続年数のカウントの仕方:〇カ月は切り上げ

 

退職金から控除額を差し引いたのちに1/2を乗じたものが退職金所得となります。

 

設問の場合、松尾さんは勤続年数20年未満なので20年未満で計算します。

40万円×16年=640万円

(900万円-640万円)×1/2=130万円

従って答えは130万円となります。

選択肢1. 130万円

適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

 

選択肢2. 190万円

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢3. 260万円

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢4. 300万円

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

まとめ

退職所得控除の計算は勤続年数によって計算式が異なります。

また退職所得は控除を引いた後に1/2を乗じることを忘れないようにしてください。

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02

退職一時金に係る退職所得を求める問題です。

 

選択肢1. 130万円

<退職所得の計算式>

(収入金額-退職所得控除額)÷2

 

<退職所得控除額の計算式>

勤続年数によって計算式が異なります。

勤続年数20年以下:40万円×勤続年数(80万円に満たない場合は、80万円)

勤続年数20年超:800万円+70万円×(勤続年数-20年)

→勤続年数に1年未満の端数がある場合は1年に切り上げて計算するため、本問での勤続年数は16年となります。

→40万円×16年=640万円

 

退職所得の計算式に当てはめると、

(900万円-640万円)÷2=130万円

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